ラッセルを知る(稲子湯から中山峠へ)


高見石小屋のツイートでここ数年記憶にないくらいの大雪になったと・・・。
八ヶ岳のような冬でも人が多く入る山でも大雪がふれば「前人未踏」の地が生まれる。
そこを最初に行くのが雪山の楽しみの一つだろう。

日付と天候

2019年3月16日
晴れ後雪

ルート

コースタイム

メンバー

ベテランさん、ぱぐずきんさん、他3名

写真


朝4時20分。稲子湯の少し上の唐沢橋登山口を出発。


暗いトレースをたどりしらびそ小屋に到着。
ここでトイレ休憩。
小屋の人には雪が多くて中山峠まで行けないよと言われる。
昨晩、小屋に泊まった人たちはここで引き返すそうだ。
ベテランさんが我々がラッセルするからついてきなよと誘う。


みどり池は雪の下。


中山峠と本沢温泉への分岐まではトレースがあったが、中山峠へのコースはノートレース。
膝下くらいのラッセル。スノーシューを使っているのでそこまで大変ではない。

後ろからしらびそ小屋宿泊客がついてくる。


大変なのは傾斜のある登り。
もふもふの雪でキックステップを上手く決めて前爪で雪をとらえないとぼそぼそ崩れて3歩進んで4歩下がるといった状況になる。
ラッセルは一人10分ずつ担当。6人いるので1時間で1周だ。
1周したら休憩かなと思ったが、2周半ほどして休憩をいれた。本来はラッセル中は休憩時間というものをとらないらしい。
先頭を終えたら最後尾に回った時に休憩をとる。次の交代が行われる前に休憩を終え隊列に戻るというものらしい。

休憩している間に、しらびそ小屋宿泊客が追いつく。私たちが休憩している間、ラッセルをしていただいた。


中山峠に到着。夏だったら2時間で行ける道をなんと4時間もかかってしまった。
中山峠の手前50mくらいからが核心部だった。最後のラッセルを私がしていた関係で写真がない。
傾斜きつく、ここまでのラッセルで最も難しい部分だった。最後50センチ進めばラッセルが終わるというの最後50センチが遠かった。
この部分で大半の体力を消耗。

あとに続く人のためにザイルロープで補助しようとベテランさんから指示があったが、ロープを絡ませてしまった。
疲れていても慌てず急いで正確にだ。


中山峠から東天狗方向に進む。右のピークは西天狗だ。
東天狗はここからは見えない。


背後には稲子岳南壁。


近くの斜面で雪上訓練を実施。
黒百合ヒュッテに着いたのは15時過ぎ。行動時間は11時間だ。
へろへろ。黒百合ヒュッテの中は宿泊客でいっぱいでどこにいればいいんだ?という状態。


夕食。ハンバーグが美味しかった(*^^*)
夕食は2回戦だった。

消灯は8時半。8時には布団に入った。消灯の瞬間は見ていない。すぐに寝てしまったのだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. プロゴルファーサル より:

    お久しぶりです。
    プロゴルファーサルです。
    冬山のラッセルなんて、どんどんスキルアップしてますね。
    毎回ブログを楽しみにしてます。
    これからも色々な山の情報を載せてください。

    • yagi319 より:

      プロゴルファーサルさん、こんばんは^o^
      お久しぶりです。
      冬山はとてもキツイですが、得られるものも多いです。
      これからも頑張ります!!

      いつもお読みいただきありがとうございますm(._.)m