【八合目避難小屋泊】雨と砲声の岩手山を登る


有給をとって岩手山へ。
天気予報が比較的良いだろうと思ったが、残念ながら雨。
久しぶりの縦走山行。

日付と天候

2020年9月3日
小雨、強風

ルート

9月3日から5日まで3日間のルートを表示しています。
9月3日は馬返し登山口から八合目避難小屋までです。

コースタイム

アクセス

9月2日夜21時45分川崎発の夜行バスに乗車。
特割で5300円。
盛岡には朝6時10分に到着。

盛岡からいわて銀河鉄道に乗車。滝沢駅で下車。380円。
滝沢駅からタクシー(みたけタクシー)に乗車。
馬返し登山口までは約15分3580円。

滝沢駅でタクシーがいなかったので電話して呼びました。
番号は駅前に看板があります。

参考までに。
盛岡駅から馬返し登山口までは約50分、6040円かかるらしい。

岩手山 八合目避難小屋


岩手山八合目避難小屋。
7月1日から10月の体育の日までは管理人さんが常駐する。


御成清水。水量はそれほど多くはない。2L溜めるのに少し時間がかかった。


宿泊料金は1700円。素泊まりオンリー。
普段は毛布の貸し出し(有料)があるが、感染症対策のためやめている。
カップ麺やバッジ、バンダナなどのグッズ類も売っている。


セルフコーヒーあり(100円)。
ポットに入っているお湯は自由に使っていいと言われた。


3段になっている。一番下と真ん中は普通に座れる程度の高さ。
自炊は寝る場所でやっていい。ただしガスバーナーの使用のみOK。ガソリンや固形燃料は禁止。
バーナーを使う際は下に板を敷くこと。板は管理人さんから借りることができる。

岩手山八合目避難小屋の情報は岩手県滝沢市のホームページを確認した方がよい。
http://www.city.takizawa.iwate.jp/mtiwate
水場の状況などの情報が出るので泊まる前に確認すること。
また、馬返し登山口の水場近くの東屋に掲示板があるので登り始める前に見ること。
5名以上で宿泊する場合は滝沢市観光物産課に問い合わせをすること。

トイレは洋式で綺麗。使用済みペーパーはゴミ箱に入れること。

携帯電話はdocomoは通じる。ただし小屋の中は電波悪い。
他の会社はわからない。

消灯は8時。

写真


9月2日夜21時45分発の夜行バスに乗って盛岡へ向かう。
初の3列シート^^
川崎では数人しか乗っていなかったが、バスタ新宿で大勢乗り、8割くらいは座席が埋まった。


盛岡駅からいわて銀河鉄道に乗車。
999号に乗れると期待したが、普通の電車だった。


滝沢駅で下車。ここからはタクシーだが、駅前にいなかった。
タクシー会社を携帯で調べようと思ったが、なんだ看板があるじゃん。


駅のそばにはローソンがある。
タクシーは電話して5分くらいでやってきた。
タクシーに乗車して馬返し登山口へ。


タクシーを下りて少し登るとトイレと


水場がある。
ここで水を補給する。
岩手県滝沢市のHPによると8月26日以降、水止まっているという情報があった。
ヤマレコでは翌日には水場が復活したという情報があったが、念のため5Lの水を担いで登る。ザックはテント泊の時より重くなる。


今日は八合目避難小屋まで。コースタイムで3時間半。ゆっくりと登りましょう。ザック重いし。


0.5合目。
8時を過ぎると砲声が聞こえてきた。比較的近所に落雷したくらいの大きな音だ。
岩手山の麓には自衛隊の演習場がある。
何を撃っているのかな。榴弾砲かな。戦車砲かな。
今は1門ずつ順番に撃っているようだ。


1合目。
登山口ですでに小雨が降っていたけど木に守られていたので特に雨の備えなしで歩いていたけど木から落ちてくる滴の量が増えてきたのでレインウェアの上だけ着る。


ウメバチソウ。


2.5合目。
ここで新道と旧道に分かれる。新道は樹林帯の中を歩くが、旧道は岩場が多いルートらしい。
今回は旧道を進む。
ここらで砲声は一斉砲撃の音に。さっきよりも大きく聞こえる。
ちょっとびっくりするくらいの音だ。


岩場のルート。横風が強い。
視界も悪い。ルートの目印になる白マークを探しながら歩くが、見づらい。
荷物が重くペース上がらない。
砲声の合間に機関銃の音がタタタッっと聞こえる。
そうか。きっと戦車だ。戦車砲撃ってさらに機関銃も撃っているに違いない。

後日調べたら下記のページで何をやってるのか、調べられます。
なるほどやはり戦車だったか。
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/anzenanshin/bosai/torikumi/1004185.html


完全に終わってしまったチングルマ。


5合目。近くに水場あるらしいが、見つけられなかった。


リンドウ。


新道と旧道の合流地点まで登ってきた。
ここまでかなりキツイ登りだった。
コースタイムから1時間以上も遅れている。やはり5Lの水は重い。
気が付けば砲声は止み、強風の音だけだ。
ここまでくれば八合目避難小屋まであと少し。


真っ白な景色の中を歩く。さっきの道標からすぐかなと思ったが、なかなか着かないし見えない。
20分ほど歩いて、白い中に三角屋根が見えてようやく着いた。


水場の水は問題なく使えた。5Lの水はあまり意味がなかったようだ。


八合目避難小屋に入る。


濡れたレインウェアを脱ぎ、いろいろと後始末をしてから昼飯。
サラダスパゲッティにボロネーゼをかける。


他の登山客は2人だけだった。


夕飯。
親子丼と味噌汁。
おかずに魚肉ソーセージを用意していたが、昼飯が多かったので食べなかった。

初日でだいぶ疲れてしまった。
しかも間違えて少し量の減ったガスカートリッジを持ってきてしまった。
うーむ。まぁ、ガスは3日目まで持つと思うし最悪なくてもなんとかなるが、体力がな~。
天気予報も悪いし、明日は松川温泉に下山してしまおうかと考えていた。
明日泊まる三ツ石山荘の水場は枯れたという情報はないが、秋は枯れることがあるらしい。
そう考えると明日も5Lの水を担いだ方が水の面では安心だけどその体力があるかな。
ここ最近、体力に自信がない。でもこの山行を明日で下山したらさらに自信をなくすだろう。
でも明日は今日のようなキツイ登りはないし、3日目は水5Lもいらないので最低でも2kg軽くなる。
ブランデーの紅茶割を飲みながら考えていたが、答えはでなかった。
明日決めるとしよう。

消灯時間は8時だが、他の登山客が7時に寝てしまったので、私も寝ることにした。

翌日の記事

朝起きた段階ではまだ今日の行動予定を決めかねていたが、朝日を見たら先に進めそうな気がしたので三ツ石山荘に向かった。 日付と天候 20...

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